こんにちは😀
寒くなってきましたねー
お風呂時間が長くなって湯船での読書時間が長くなりました笑
そしてまたまたまた‥どハマリ中の西村京太郎サスペンス!
流行りの鬼滅の「無限列車」ではなくサスペンスの「夜行列車」
夜行列車殺人事件 光文社文庫
あらすじ
「4月吉日」「午前3時」「夜行列車」「爆破決行」
という手紙が国鉄総裁宛に届いた。
一方、恋人に見送られ、出雲に向かった男性が、何故か青森で殺されているのが
発見され、その男性の腕時計のアラームが爆破予告時刻にセットされていた。
十津川警部の調べで、犯人の恐るべき計画が判明、全夜行列車に厳戒態勢が‥‥。
この本のおすすめポイント3点
1・手強い犯人
犯人像として浮かび上がってきた鉄ヲタ中河英男。
突然会社をやめて行方をくらましたり、ダイナマイト5本と信管2本を盗み出したりと
「絶対犯人やろ」
とは思うものの、犯行の動機や証拠がなかなかつかめない
(犯人が最後までわからない小説も、推理していく過程が楽しいですが、
コロンボみたいに、「犯人はわかっているのになんで捕まえられんのよー」
という焦れったさが又面白いです)
2・待ってましたー!の時刻表トリック
殺された男性の足跡
3/26 東京駅 恋人に見送られ「出雲1号」18:15発→
3/27 出雲8:16着。
恋人との約束通り、出雲大社と鳥取砂丘(28日朝)へ行った形跡あり。
しかしカメラには残されていない
3/28 上野発「はつかり11号」→郡山→青森12:03着
男性のカメラには、それぞれのホーム・食堂車・車窓の写真あり。
鳥取から上野発の「はつかり11号」に乗るには「ひかり22号」しかない!
が、その日は架線事故があり上りの列車は軒並み1、2時間の遅れが‥
(どうやっても「はつかり11号」には乗れないのに、なんで青森で殺されて
いたのか!を探し当てていく過程が面白かったですね。
郡山ホームでの写真がキーポイントになるのですが、鉄ヲタなのになんでその写真を
使ってしまったのでしょうね)
3・終盤の緊迫感
「事態が変わった!犯人が出雲1号の車体にダイナマイトを仕掛けて、ドアや窓
を開けると爆発する。だから、停車しても、乗客は降りられない。
すぐ、ダイナマイトが、どこに仕掛けてあるか見つけるんだ!」382p引用
(爆発物処理班を京都府警や自衛隊から呼ぶ時間がないので、駅員と地元の警察官や
鑑識課員で対応するとのことで、「大丈夫なんかーい!」
時間との戦いもあって、ドキドキものでした。
又、ホッとしたところで「またかーい」という展開で最後は一気読みでした)
夜行列車や寝台特急には、なぜかロマンを感じます
今はお高い観光列車以外には、「サンライズ出雲」が唯一らしいです。
たくさん走っている時代に乗っておけば良かったなぁ〜と思いますが、
サンライズには、いずれ乗りたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました🎵