ゆるり庵・りあん

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大正ロマン×百段階段〜文豪が誘うノスタルジックの世界へ行ってきた

こんにちはー😀りあんです ブログに来てくださってありがとうございます

 

ザァーザァーと雨が降る日の事でございました‥

 

目黒区の雅叙園で、文豪の催しがされていると聞いて

文学好きの友人と行ってきたのでした

 

豪華絢爛なエレベーターに乗りますと

そこから異次元へ世界へと誘われているようでございました‥

 

1935年に建てられた「百段階段」は

歩くとミシッミシッっと音が鳴り、時代を感じさせるものでした

 

99段の階段の途中にはてっぺんの部屋を除くと6つの部屋があって

文豪の6作品の世界が広がっているのでした‥

 

 

1,猫町 萩原朔太郎

最初の部屋に入りますと、テルミンの怪しげな音色が聞こえてきました

 

どこからか、猫の鳴き声がニャァニャァっと‥

 

私自身の宇宙が、意識のバランスを失って崩壊したのだ

 

2,山月記 中島敦

どこか物哀しい音色が聞こえてきます

その声は、我が友、李微子ではないか?

 

その自尊心の高さゆえ発狂してトラになってしまった男

 

3,葉桜と魔笛 太宰治

5月のなかば、私はあの日をわすれません

 

病気がちの妹が交わした手紙

 

ああ、聞こえるのです

低く幽かに、口笛が‥

 

4,月夜とめがね 小川未明

 

なんというふしぎな晩だろう。また、だれか来たようだ

 

針仕事をするおばあさんを訪ねる、メガネ売りの男と少女に化けた蝶

 

5,外科室 泉鏡花

右に曲がると又左へとつづく通路があって、奥の部屋から出てきた御婦人方が

「あぁ、怖い」っと言っているのが聞こえてきて

ちょっとした好奇心がでてきたものでした

 

夫人、責任を負って手術します

 

でも、あなたは、あなたは、私を知りますまい!

 

忘れません

 

6,秘密 谷崎潤一郎

女装をして夜の浅草をさまよう「私」

 

一寸でも好いから、この眼かくしを取ってくれ

 

6作品を見終えて、階段のてっぺんへ行きますと

そこはちょっとした休憩所のようになっていて

今まで見た作品の感想を言い合ったりして、興奮を冷ますのに丁度良い場所でした

 

落ち着いた所で、階段を降りていくのですが

せっかくなので、何作品か見ながら降りていきました

 

そこで異次元空間を又味わってしまったからでしょうか‥

この催し後から、会社での仕事で

「これ自分がしたのでしょうか?」といった無意識が多いのでございます

(人のせいにすな!笑)

 

文豪コラボは11日で終わってしまいましたが

7月1日からは、『和のあかり×百段階段〜極彩色の百鬼夜行』が行われるようです

異空間を味わいに行かれてみてはいかがでしょうか

 

来週の土曜日は、友人とランチです

最後までお読み頂きありがとうございました♬